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本番で緊張しないようにする方法(バイオリン発表会)

 

バイオリンは一瞬の本番の為に、膨大な練習時間を費やします。
そこで、
◆本番の時に実力を十分に発揮出来る演奏。
または
◆緊張が味方になり、実力以上の力が出る演奏
を心掛けたいですね。

 

今回は、私が実践してきた本番で緊張しにくくなるアイディアをまとめました。

 

 

・普段から緊張をして弾く。

 

・練習の時に録画をする。

 

・身近な人に聞いてもらう

 

.・朝起きてすぐに弾く。(頭がボーとしているため。)

 

・ランニングした後に弾く(心拍数を上げる為)

 

・自分の部屋以外の場所で弾く。→楽器が弾ける公民館の広い部屋などを取って練習するのもおすすめ(違う場所でも集中して弾けるように)

 

・演奏中のハプニングなども想定しておく

 

本番の日は

 

・.お腹が空くと緊張で胃痛がするのでお腹は満腹にならない程度に満たしておく。
本番、演奏する時に腹五合目くらいになるように満たしておけば良いでしょう。

 

・本番直前は、手の震えの原因となるカフェインを取らないようする。
意外とエナジードリンクの中にもカフェインが入っているので注意しましょう。

 

・甘いものを取るようにする。
バナナが良いらしんですけど、私はバナナを食べた後は胃もたれするからクッキーとかグミとか食べていました。

 

・本番は、どんなところか?どういう所で弾くか?どんな人が聞きに来るのか?
なるべく下調べをしておきましょう。
練習中から具体的想像できると、自分はどう演奏するべきか?などの対策も考えられます。

 

・舞台に出て演奏する前に、存分に緊張しましょう。
その方が経験上、舞台に出た瞬間に緊張が和らぎます。
逆に弾く前に全然緊張しないと、舞台に出てから緊張してしまいます。

 

 

演奏直前のリハーサル室では

 

・リハーサル室では、指ならしの為に一回曲を通し練習しましょう。

 

ライバル達やお友達がバイオリンを弾いています。
遠慮せずに、「この部屋の中で一番大きな音を出そう!」という気持ちで
バイオリンを弾きましょう。

 

私の経験ですが、リハーサル室で遠慮して小さな音で弾いてしまうと、本番も特に出だしが若干小さな音になってしまいました。
リハーサル室で友達の演奏を聴いて本番の時に弱気にならない為にも
大きな音で弾いておきましょう。

 

・あまりバイオリン友達としゃべらず、自分がどのように弾きたいか演奏をすることに集中しましょう。
舞台での経験を多く積んで舞台に慣れる事も大切ですね。

 

本番中何を考えればいいのか?【左脳より右脳を使う】

本番中に、何を考えながら弾くと、緊張しにくくパフォーマンスも十分に発揮できるのか?
舞台の上で演奏する時に緊張しない方法は、いかに左脳を使わず右脳を使うかによります。

 

◆「正しく弾けているかな?間違って弾いていないかな?もっと音を出すべきかな?」など考えてしまう→左脳の役割

 

◆「感覚や直感を信じて弾く。」「情景を思い浮かべて弾く。」
「心の中で歌う」→右脳の役割

 

が働いています。

 

右脳で大切なのが考えるんじゃなくて、今、弾いているこの瞬間を感じる事です。
練習では左脳を使って「どのように練習しよう?」「音程は正しいかな?」などと考えることが大切です。

 

しかし本番では、「あとは弾くだけ!」という気持ちになって練習で獲得した感覚を頼りに、楽しんであまり考えずに弾きましょう。

 

 

バイオリンの発表会の本番中何を考えて弾くか?

 

演奏仲間に聞いてみたら色んな答えが返って来ました。

 

「曲に沿って心の中で歌うようにする。」
「3小節先を想像しながら弾く。」
「1フレーズごとまでを想像しながら弾く。」
「曲の情景を思い出しながら弾く。」
「理想の音を頭の中で鳴らしながら弾く。」
「和声進行の響きを想像しながら弾く。」←ピアノ弾きは結構こう言いますね。

 

など、意外と人それぞれ考えている事が違いますね。
自分自身に合った方法を見つける為にも、やはり舞台経験は多く積んだ方が良いですね。  
あとは、自分の演奏の調子の良い時に、何を考えて弾いていたか?覚えておきましょう。

 

バイオリンの本番の話

以下自分の話なんでスルーしても良いです。

 

私の話なんですが、本番の時にバイオリンが心底弾きやすかったのは16歳までですね。
それまで、
本番の時なんか特に悩みなく、弾きながら踊りだしたくなるほど好きでした。

 

しかし17歳くらいから、
練習でも本番でも深く考えすぎてしまうというように思考が変わってしまいました。
別に考えなくても良い事まで考えるようになってしまいました。
練習では例えばサッと普通に弾けばいい16分音符を魅力的に弾こうとしてリズムが可笑しくなったり…。
「そもそも普通に弾くってどうすればいいんだろう」と考えて悩んだり。

 

本番でも試験結果を気にし過ぎたり、他人からの評価を気にしすぎたりしているうちに、
だんだん人前に出る事が怖くなってしまいました。

 

そんな時に、先生に
「考え過ぎは良くない。」
と言われましたね。

 

それ以降、考えたくなる自分を抑えて、無理やり本番では、考え過ぎずにバイオリンを弾くようになりました。
結果、今は本番を楽しめるようになりました。

 

練習では考える事が大事ですが、真面目にいくら考えても分からない事があります。
変に考え過ぎると、堂々巡りを起こします。
堂々巡りとは、同じように考えて同じように永遠と悩んでしまう事です。

 

そんな時は、考え過ぎないようにしましょう。

 

それか、先生に相談するのも良いですし、
少し簡単な曲やエチュードを弾いてみると、新しい発見があります♪

 

多分左脳の部分と右脳のバランスが取れていないと、そういう事が起きるんだと思います。

 

なんとなく…という感覚を信じて弾いてみるのも大切ですね♪

 

 

 

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