バイオリンコラム

【バイオリン】曲の進度(子供の目安)について

今回は、曲の進度(バイオリン)について紹介したいと思います。

 

小学校1年生までに

・新しいバイオリン教本3巻を終了すると良いと思います。
・カイザー、小野アンナ音階教本も使用します。

小学2年、3年生

・新しいバイオリン教本4巻、5巻を終了が目安。
モーツアルトのバイオリン協奏曲3番やプレリュードとアレグロに挑戦しましょう。
・カイザーが早く進む子は卒業してクロイツェルを使用します。

小学校4、5、6年生

教本は卒業します。
目安として、新しいバイオリン教本6巻に出てくるチゴイネルワイゼンや華麗なるポロネーズなどの超絶技巧を練習します。
ブルッフのバイオリン協奏曲、ビュータンのバイオリン協奏曲、ラロのスペイン協奏曲メンデルスゾーンなどに取りかかります。
クロイチェルや、カールフレッシュ音階教本を練習します。

中学生になったら

音楽高校を検討している子は、受験曲の課題曲や毎日コンクールに出る曲を中心に練習します。テクニック本はローデや、ドントを弾いていきます。

 

趣味の子でも練習時間が1時間取れる子は、中学校に上がる前にバイオリン教本4巻〜5巻が終わらせられると、
将来的にメンコンや、サンサーンスのバイオリン協奏曲など一応弾けるようには
なります。

 

進度は遅い方がいいのか、速い方がいいのか

 

進度は、器用でよく練習出来る子は、なるべく早い方がいいと思います。

 

私は、「基本的なテクニックは10歳まで身に着けよう。」
と先生によく言われていました。

 

10歳というと小学校4、5年ですね。
有名なバイオリン協奏曲を弾き始める頃だと思います。

 

10歳になる前と後では、
私の感覚では一つの技術を習得するのに少し時間がかかるような気がしました。

 

また小学校4年生になると、
小学校での勉強も難しくなるし、授業時間も長くなって、余計忙しくなります。

 

受験などを視野に入れてる友達は本格的に勉強し始めます。

 

そんな中、
「音楽で生きると考えれば、勉強しなくていいじゃないか。」と思いますが、
やはりある程度は勉強が出来たほうが、
小学校での居心地も良いですから結局勉強もしないといけません(>_<)宿題もあります。

 

バイオリン弾きって大変ですよ。
バイオリンのみならずピアノも練習しなきゃいけないし、学校帰りは時間がいくらあっても足りない!という思い出がありました。

 

そういう忙しくなる時期を考慮して10歳までに基本的なテクニックを身に着けよう!という考え方は良いと思います。
音大を考えている人は
10歳になる頃には有名な協奏曲(メンコンやサンサーンスなど。)を弾けるようにする!という目標を立てておきましょう。

 

バイオリンを始めた頃から一応その事を考えて逆算して曲を進めていくといいです。

 

曲の進度を早めると→主に左手の技術が向上します。
難しく、スピードの速い曲、いわゆる超絶技巧を弾くと、特に左手の技術が向上します。
早いパッセージでは指を早く動かせるようになるし、重音も取れるようになっていきます。

 

もちろん早い曲も練習ではゆっくり弾いて常に曲の歌い方やビブラートの見直し、音質の向上を確認します。
ただし、「難しい曲をゆっくり練習!」
といっても、ゆっくりした曲調の歌いこむような曲を練習すると良いです。

 

例えば新しいバイオリン教本の3巻に出てくる「アベ・マリア」で集中して表現を豊かにしたり、ビブラートの種類を増やしたり、
バイオリン協奏曲ならゆっくりとしたテンポの2楽章も大切に練習しないといけません

 

私は大学3年生の時にウィーンに留学したのですけど、右手のテクニックはセブシックのボーゲンテクニックを練習させられました。
「えー!セブシックのボーゲンテクニックなんて小1の時少しやったことあるよ。」
と内心思いましたが、難しいのも意外と多かったです。

 

やはり表現をして音を出すのは右手なんだなと思いました。
結構良いですので、「セブシックのボーゲンテクニック」気になった方はやってみて下さい。

 

左手の技術のことばかり気にかけていましたが、ボーゲンテクニックを練習する事で
より自分の伝えたい表現を音にすることができるんだな。と思いました。

 

進度がはやい方がいい理由をまとめると、
主に左手の技術はタイムリミットがあります。

 

若ければ若いほど習得しやすいです。
かといって必ず焦って進んではいけません。

 

自分のレベル以上の曲を挑戦するのは、
良いですし若い子では弾けてしまったりします。

 

ですが、自分のレベルに合った曲やテクニック本で、
基礎(ボーイング、姿勢、右手の使い方など)を丁寧に練習して、積み上げていくのが、
後々一番大きく伸びます。

 

また、速い曲ばかり弾いて、速い曲だけが得意になった!とならないように
ゆっくりしたテクニック集の中の曲も練習するなど
遅い曲、速い曲をバランスよく進めていくのが最良の進め方だと思います。

 

 

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