バイオリンのアクセントの弾き方【大切な右手の技術!】
バイオリン曲でもよく出てくる「アクセント」
アクセントは力強い曲でよく使われたり、
アイネクライネナハトムジークのようなハツラツとした雰囲気の曲にもよく使われますね。
「アクセント」という音楽用語は「その音だけ強く」という意味です。
その音だけをどう強く弾くかと言うと、アクセント記号の通りに、音の出だしが一番強く、だんだんと弱く弾いていきます。
アクセント記号
以下の動画も参考にして下さい♪
アクセントをつける練習をしてみましょう。
アクセントを弾くには、弾く前に弓を止めて、大きい音を出すためにエネルギーを貯めてから一気に音を出します。
音の出だしが、かなり強い音になると思います。
しかし音の出だしから、音が消えるまで強い音で弾いてしまうと
普通のフォルテッシモになってしまいます。
強い音を出した後は、軽く弓を持ち上げていく感覚で弾くと音が弱くなっていきます。
こうすることでアクセントが弾けるようになります。
慣れたら、弾く前に弓を止めずにアクセントする事も出来るようになっていきます。
注意点がありまして…
音の途中からアクセントならないように弾きましょう。
アクセントは、アクセントの音が出る瞬間が一番強くないといけませんので、
音が出てから、アクセントを弾いてしまっては遅いです。
その音ダイレクトにアクセントをするには、音が出る前に、
右手にエネルギーをしっかり貯めておく準備をしておくといいと思います。
アクセントが出来ると練習の幅が広がる。
速いパッセージの練習をする時、
●右手と左手が合っていない。
→右手が速くて、左手が遅いなど…
●移弦した後に、弓がすべってしまう。
→右手が移弦に対応出来ず、移弦した後の音が出なかったり、スカスカな音になってしまう。
という問題がよく起こります。
弓がすべりやすい所や、右手と左手のタイミングが合わない時は、
アクセントをつけて練習すると良いです。
苦手な所も、苦手な音にアクセントを付けながら練習すると、頭にインプットされやすいです。