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必ず良くなる弓の震え対処法【バイオリン】

ロングトーンを弾くときに
弓の真ん中〜先にかけてよくおこる
「弓の震え」

 

右手に必要以上に力が入ってしまい固くなると
弓の震えが起きやすいです。

 

力を抜いて
弓の重さ、右手と右腕の重さを
乗っけて弾く事で
良い音がしますし、弓の震えも起きにくくなります。

 

1本ずつ指を外して練習する

 

 

まず、右手の持ち方を確認します。
それから、人差し指、中指、薬指、小指
それぞれの指を
弓から外してボーイングします。

 

力が入っていると必要以上に
「弓を持ちすぎている状態」
になります。

 

1本ずつ外して弾いては、そっと静かに弓につけて練習しましょう。

 

指を2本ずつ外して練習

 

1本ずつ取るのが出来るようになってきたら
人差し指、小指を同時に
中指、薬指を同時に
2本ずつ外して弾いてみましょう。

 

1本ずつ外して弾くより難しいですが
右手をコントロールしながら
ボーイング練習してみて下さい。

 

指を外して弾けるのなら、必要以上に
弓を持つ必要がないと
体が覚えてくれます。

 

私は、オイストラフの愛弟子の
ビクトールピカイゼンに
チャイコフスキーバイオリン協奏曲を
教えてもらった事があるのですが
「とにかく全弓」
としつこく言われました。

 

全弓を速いスピードで使って
音を飛ばす。
ロシア奏法の1つですね。

 

そのとき、弓が震えやすくて
震えない為にどうすればいいか?

 

考えたら、この方法で出来るようになりました。

 

また、私の経験では
親指が突っ張っていたり、
特に人差し指に力が入っていると
震えやすいみたいです。

 

親指、人差し指にも注意して
練習してみて下さいね♪

 

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インナーカーボンの弓は、木の中に衝撃に強いカーボンの芯が入っています。
重さ、角度、弾きやすいように計算されています。
弓は重たい弓や軽い弓があります。
・重たい弓→固くしっかりした音が出やすく、弓が震えにくい。初心者には疲れやすくて向かないと思います。
・軽い弓→スタッカートがしやすくて、よく弾み弓のコントロールがしやすい。
ただ、軽い分、弓が弦に乗りにくいです。
インナーカーボンは、両方のいい所を持ち合わせた丈夫な弓です。
弓というのは消耗品なので、プロは本番用の弓と練習用の弓と2本持っています。
プロでも一本持っておくといいでしょう。

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