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右手のボーイングで1番気を付けないといけない事【バイオリン】

今まで講師を務めて来て、ボーイング練習で気を付けてもらいたい事が,あります。

 

それは、速いテンポで雑に練習するのではなく、ゆっくりとしたテンポで正確に練習する事です。

 

YOUTUBEでもボーイングする時に早い練習は良くない事を説明しているので、参考にして下さい。↓

 

特に小さい子は最初に、右手を柔らかくする練習を退屈に感じてしまうかもしれません。

 

しかし、キレイな音でボーイング練習が出来るようになってくると、
子供もゆっくりしたテンポで弾くのが好きになっていきますので、
練習、頑張りましょう(*^-^*)

 

右手の重心の移動の手順は
@良い姿勢か確認。
A右手の準備をする。
B元から始めていく。
C真ん中で薬指と中指重心に少しずつ変化させていく。
D先に行くまで人差し指重心になるよう練習する。

 

この動作をボーイングの練習では、右手や弓と弦の接点を見ながら、
上手く出来ているか、確認しながら弾きましょう。

 

ボーイング練習を早いテンポで練習すると、こんなデメリットがあります。

そのデメリットとは…

 

●早いテンポに合わせて右手を急いで動かしてしまう為、重心の移動をすると
見た目からして極端で不自然なボーイングになってしまう。
●右手の固さが改善しない。
●右手首の上下運動(元は山にして、先は谷にする運動。)が、
速い練習をやりすぎると、大げさにやりすぎてしまう。
弓が傾いてしまう原因になる。

 

ボーイング練習のはずが、ボーイングを悪くする練習にならないようにしましょう…

 

ボーイング練習のメリットとは?

メリットは、
●音にムラ、雑音が減っていき、キレイな音になる。
●右手を柔らかく使えるようになる。
●最初にボーイング練習を行うことによって、音階、テクニック集、曲もキレイな音で練習できる。
●弓がまっすぐになる。
●弓の傾きが修正される。

 

などなど…

 

 

 

ボーイング練習は、初めのうちは必ずゆっくり練習しましょう。(*^-^*)

 

 

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インナーカーボンの弓は、木の中に衝撃に強いカーボンの芯が入っています。
重さ、角度、弾きやすいように計算されています。
弓は重たい弓や軽い弓があります。
・重たい弓→固くしっかりした音が出やすく、弓が震えにくい。初心者には疲れやすくて向かないと思います。
・軽い弓→スタッカートがしやすくて、よく弾み弓のコントロールがしやすい。
ただ、軽い分、弓が弦に乗りにくいです。
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プロでも一本持っておくといいでしょう。

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