弓の飛ばし方(スピッカート)の弾き方【バイオリン】
オーケストラやソロでよく弾く、
「弓の飛ばし方。スピッカ―トの弾き方。」
について今回はご紹介したいと思います。
下の動画で、弓の飛ばし方についてお伝えしています。ぜひご覧ください(*^-^*)
弓を飛ばすときは、「弓を飛ばそう」と意識をすると、右手に力が入って、弓が弾んでくれないので
弓が勝手に弾んでくれるような弾き方にしていきましょう。
弓を飛ばす所は、先弓だと弾んでくれないし、元弓だと右手が意識して弾ませようとしてしまいます。
勝手に弓が飛んでくれる場所は、ほとんど真ん中の場所ですね。
皆様がお使いの弓によって一番弾ませやすい所は変わっていきますから、
弓の真ん中らへんで、飛ばしやすい所を探して見て下さい。
だいたい真ん中より少し元らへんが飛ばしやすいです。
初めて弓を飛ばす練習をする方は、弾くという感覚を一旦置いておき、
あまり弓を使わずに、短く弓をバイオリンの弦に当てる練習をします。
同じ場所に弓が、バイオリンの弦に当たるように縦に動かします。
弓が右へ、左へ横に動いても1ミリか2ミリくらいにしましょう。
なかなか、これが最初のうちは難しいです。
弾いていないつもりが、勝手に右手が動き、横に1センチくらい弓を動かして練習してしまっていた(^-^;
というのは、よくあります。
ゆっくりから、速いテンポで弓を当てる練習をしましょう。
練習の仕方
メトロノームで
・4分音符=100のテンポでメトロノームに合わせて弓を縦に飛ばして弾きます。
・倍の速さで、つまり1回のメトロノームのカウントに音を2つ弾く。
・出来たら音を3つ、4つ…
と音の速度を上げて行ってください。
弓を縦に動かすのは、体が覚えるのに時間がかかります。
最初のうちは音をメトロノームで合わせるのは2回までにして、横に動いていないかなど確認しながら練習しましょう。
3週間くらいゆっくり弾ませて、ようやく飛ばす事の感覚が身につくと思います。
それから、飛ばしたい音の数を増やしていくといいでしょう。
弓の毛は張ってあるし、弾力があるので、本来上から弓を弦に落とすと勝手に弾みます。
飛ばす時は、その弓の特性を活かしたいですね。
右手が人差し指重心だと、飛ばそうと力が入ってしまいます。
小指重心にすると、弓に余計な力が加わらなくなって、弾ませやすくなります。
親指も小指重心にしましょう。
右手の重心移動については、コチラの記事に書いてあります(*^-^*)右手の重心移動の仕方
ぜひ、下の動画も参考にして下さい。