バイオリンの姿勢を見直そう

演奏で大きい音が出ない時の対処法(バイオリン)

演奏しているとき、自分ではそういうつもりじゃないのだけど
音がヒョロヒョロと弱くなる時はありませんか?

 

力が弱い
◆湿気が多い所にいて、楽器の音がこもってしまう。
◆音をキレイにしようと意識しすぎている時
◆楽器のケースを開けたばかりの時(久しぶりに練習をする時)
◆オーケストラ練習した後

 

オーケストラの中で弾いている人は、やはり周りの音と合わせるように弾きますよね。
ただ周りの音を聞きすぎると、音が弱くなってしまう時があるので気を付けて下さいね♪

 

◆ビブラートなど新しい技術を習得した後

 

結構、音が弱くなってしまうタイミングってあるんですよね(^-^;

 

そんな時はこんな練習をしましょう!以下の動画を参考にして下さい。

 

 

バイオリンに圧力をかける練習をする

 

若干音が汚くなってしまっても、弓がすべらないようにする練習だと思って、この練習をしましょう。

 

動画で説明していますが、ダウンボーの時
「ガッガッガッガ」
と弓を引っ掛けて圧力をかけます。

 

バイオリンの表板から裏板まで、大きく振動するように!
弓は表面をよく引っ掛けるように弾きます。

 

アップボーの時は、ダウンボーの時の振動と響きを思いだしながら、重さをかけつつ大きな音で勢いよく弾きます。

 

これだけを繰り返し弾いたら、大きな音を取り戻すことができます。

 

ウィーンメソッド

 

この奏法はウィーン留学中の時、先生から教わった奏法です。

 

先生は、
「一度でもバイオリンケースの中に、バイオリンをしまうとバイオリンは寝てしまう。
なので、楽器ケースのフタを開けたら、バイオリンを起こす為にこの練習をしよう。(*^_^*)」

 

と言われ、このようにガッガッガッガと弾く事を教えてもらいました。

 

本当に、まるでケースを開けたばかりで、寝ぼけていた音を出していたバイオリンも、この練習をすると目が覚めるようです 笑

 

こもっていた音が、バリっとした元気な大きい音になります。

 

この奏法は、力の弱い、小さい子にもやってあげると大きい音を出してくれるようになりますよ♪

 

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インナーカーボンの弓は、木の中に衝撃に強いカーボンの芯が入っています。
重さ、角度、弾きやすいように計算されています。
弓は重たい弓や軽い弓があります。
・重たい弓→固くしっかりした音が出やすく、弓が震えにくい。初心者には疲れやすくて向かないと思います。
・軽い弓→スタッカートがしやすくて、よく弾み弓のコントロールがしやすい。
ただ、軽い分、弓が弦に乗りにくいです。
インナーカーボンは、両方のいい所を持ち合わせた丈夫な弓です。
弓というのは消耗品なので、プロは本番用の弓と練習用の弓と2本持っています。
プロでも一本持っておくといいでしょう。

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