バイオリンの姿勢がどうしてもよくならない場合の対処法【子供編】
【子供の場合】
子供も大人と同じで良い姿勢を
なかなか保ってくれません。
子供の場合も大人の場合も、姿勢が悪いのには、必ず原因があります。
●視力が弱くて楽譜とバイオリンの距離が近くなり姿勢が悪くなってしまった。→眼鏡を買う。
●肩当てが、体格に合っていなかった。→肩当てを探す。
●あご当てが、本人に合っていなかった。→あご当てを探す。
などなど…
まず、原因を探って下さい。
原因が分かれば、姿勢を直す為の対処の仕方が分かります。
あとは、幼稚園から小学生の子の場合だと、
本人の意識の問題もありますね。
注意すると、良い姿勢になるのですが、
目を離した隙に悪い姿勢になってしまう。
その度に先生や親から
「楽器上げて。」
「姿勢直して。」
「肩下げて。」
などと手取り足取り言われてしまったり…
姿勢がどうしてもよくならない場合の対処法【大人編】
で紹介した「骨盤の辺りをピアノなどで支える方法」
も子供だと、多くは一瞬良くなっては、
再び目を離した隙に楽器が下がってしまうので効果がありません。(^-^;
そもそも姿勢を直す気がなかったりする。と言う場合もありまして、
子供の場合は
自分の姿勢を良くするぞ!という
本人のやる気がないと
姿勢が直るのは、なかなか難しかったりします。
「頑張ってやってみよう!」
と言う気持ちに、子供がなってくれたら良いですよね。
なので、大人は子供に、やる気スイッチを押してあげるといいでしょう♪
私の場合は、生徒さんに、
楽譜に大きく自分の字で「姿勢を直す。」と書いてもらいます。
これだけで、大概の子は姿勢が良くなります。
お母様が楽譜に書くのではないですよ。
それでも、良くならない場合は、姿勢を直すにはどうしたらいいか?
先生に言われたことは?などと、1枚の紙に書いてもらう事を宿題にします。
事細かく書けば書くほど、直らなかった姿勢も直って行きますよ。
姿勢を直すのには、どうすればいいのか?と
本人の考える時間が、書くことによって増えるので、姿勢が良くなっていくんです。
大概自分の字で、先生に言われた注意書きを
楽譜に書き込む子は上手くなります。(母親の字ではなくて。)
先生やお母さまの気持ちも大事ですが
子供自身の気持ちが一番上達するんです。
大人は子供の「こうしたい。」
という気持ちを上手に引き出してあげて下さい♪
先生の言うことは、聞けるけど親の言うことは聞けない。
私も子供の頃は、先生の言うことは聞けるけど、親の言うことは聞きたくないものでした。
母がピアニストでバイオリンが弾けないのに、家での練習の時は必ず
「姿勢よく!」とか
「音程が悪い!」とか、さんざん言われました。
嫌だったですね 笑
今となっては、「右!」と言われると左を向きたくなる
私と、よく向き合ってくれたと感謝してもしきれないです。
理想としては、先生が直接生徒さんに「姿勢をよくするには、どうすればいいか紙に書いてきてね。」
という事だと思います。
また、先生が指導していないことを、親が気づいて直そうとしても
「先生は、そんな事いっていなかったよ!」
とケンカになりますから、
生徒さんが出来る出来ないは別にして、なるべく、細かく教えてくれる
先生が良いですね。
私の教室用ブログでも書いています→バイオリンの練習が本当に嫌いな場合の対処法
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