バイオリンの弓の角度と役割を知っておこう。
今回は、弓の角度と役割について紹介したいと思います。
以下の動画もご覧ください。
弓の木を自分より反対側に傾ける。
弓を自分とは反対側に倒すと、弓の毛の量が少なくなると思います。
弓の毛の当たる量は、だいたい全部毛がついている時の半分くらいにすると良いでしょう。
毛の当たる量が少なくなると、弓のコントロールがしやすくなって、音は小さくなりますが雑音が出にくくなります。
・初めてボーイング練習をする。
・はやいパッセージや、移弦を練習する。
・静かな音で弾きたい。
・繊細な音色を出したい。
という時などに、よく使えます。
特に弓が暴れやすい時。例えば初めてボーイング練習をする時や、移弦などの練習をする時に
このように最初に弓を伏せて練習すると良いでしょう。
右手に余裕が出てきたら、少し弓を起こして毛を全部つけて行くと良いと思います。
弓の毛を全部つける。
ポイント1の時、弓を自分より反対の方向に伏せましたが、今度は弓の木の部分を起こして
弓の毛全部使って弾きます。
基本的には弓の毛全部使って弾きます。
・大きな音を出したい
・朗々とした太い音を出したい
・普段小さい音以外の音を弾く時
は弓の毛全部つけて弾きます。
弓の木を自分側に倒す弾き方。
・音を飛ばしたい
・スラースタッカート
などの時に、少し自分側に倒す時があります。
弓が跳ねやすくなります。
雑音も出やすいので、本当に少しだけ自分側に傾けます。
でも、弓の毛全部使っても音を飛ばしたり、スラースタッカートすることも出来るので、
普段はあまり使わないですね。
むしろ最初のうちは、自分側に弓が倒れないように気を付けながら弾きましょう。
親指と手首が固いと、自分の方向に弓が倒れてしまい雑音が出やすくなります。
右手を柔らかく使って、自分側に弓の木が倒れて行かないように注意深く練習しましょう♪(*^-^*)