バイオリンコラム

音大ってどんなところ?日々のバイオリン生活!のだめカンタービレみたいな生活?

音大ってどんなところ?日々のバイオリン生活!のだめカンタービレみたいな生活?

私は○数年前まで、桐朋音楽大学バイオリン科に通っていました。

 

音大て謎のベールに包まれていますよね。

 

私は今でも、中学校の頃の同級生に久しぶりに会ったり、音楽の事全然知らない人と話したりすると、

 

「音楽大学の生活って、某のだめカンタービレみたいな生活なんでしょう?羨ましい!」

 

と言われます。

 

のだめカンタービレとは、漫画やドラマにもなった有名な音大生活を描いた物語です。

 

すごく、楽しそうで、素敵な千秋先輩もいて、面白い漫画です。

 

しかし正直私が体験した、音大生活は、のだめカンタービレみたいな生活ではなかったですね。(:_;)

 

千秋先輩みたいな人いなかったし(涙)

 

夢を壊してしまってごめんなさい。

 

私も、のだめカンタービレみたいな生活送りたかったなあ。

 

元桐朋生の私が、

 

どんな所で、どんな生活を送っていたか、まとめたいと思います。
※あくまでも私の独断と偏見で書きます。

 

 

 

ほとんどの人が学内トップ、日本一を目指して生活していた。

 

桐朋学園大学では、トップの成績の人をもてはやして、落ちこぼれの人は相手にしない。

 

という環境が出来上がってます。

 

成績がトップとは、バイオリンなどの楽器の演奏技術がナンバーワンという意味です。

 

友達はみんなライバル。ちょっとピリピリした雰囲気です。

 

練習しないでダラダラと遊んでる人は、周りから相手にされなくなります。

 

その為、真面目で練習熱心の人がほとんどです。

 

この環境のお陰で、高い演奏水準を保ち、

 

本当に一人ひとりの演奏を底上げするように伸ばしてくれるのだと思います。

 

一人の時間が多い。

 

授業が終わると、ほとんどの人は、練習する為にすぐに練習室or自宅へ行きます。
なので、一人の時間が多いです。

 

中学生まで、友達と一緒にいるのが好きだった私は、この変化に慣れるのに苦労しました。

 

厳しい校則の中学校に通っていた私は、

 

高校生になったら、放課後ショッピングを友達と楽しんだり、ゲームセンターに行ったり、カラオケ三昧したい!

 

と思っていましたが、あんまり相手にされませんでした。

 

そんな中、私も気づいたら、一人でとことん勉強をするのが心地よくなって行きました。

 

桐朋は、自分がしたい音楽を、周りに影響されずに、じっくりと勉強する事ができると思います。

 

私は、こういう孤独の中でコツコツと勉強する時間ってすごく貴重で、必要な時間だったなと思います。

 

ちなみに、周りの友達の練習時間は、平日で平均6時間でした。

 

試験前、休みの日は10時間かな。

 

コンクール三昧。

 

音大生って忙しくいようとすると寝る暇もないくらい忙しくなります。
新しい曲のレパートリーを広げたり、コンクールに挑戦したり。

 

でも忙しくないようにすると、とてつもなく暇になります。
授業も早く終わるし、夏休み冬休み長いし…。

 

ただ、暇になった!と言って遊びたいと思えないのが不思議なんです。

 

音楽に関する情報がとっても充実しているからです。

 

先生方も素晴らしい先生でした。

 

遊ぶより音楽を勉強する方が、飽きずに楽しいんです。

 

ほとんど、コンクールなどを受けたりして、腕を磨く時間が多いです。

 

やはり、日本一を目指して世界を股にかけて活躍して、
将来は音大の先生になりたい!という夢を当時はほとんどの人が思っていたと思います。

 

トップを目指す生活は、終わらない受験勉強生活という例えが良いのでしょうか。

 

厳しくて、つらくて、伸び悩んだ時は、毎晩泣きながら過ごしていたかなあ。親ともうまくいってなかったです。

 

音大に行かせたい親御さんは覚悟してください。

 

・お金だけ異様にかかる。
・将来何になるかわからない。
・子供が伸び悩んでる時期は子供から八つ当たりされる。
・ずっと家にいて、深夜までバイオリンの音がうるさい。

 

親も人間ですから、イライラすると思います。

 

私は伸び悩んでいる時は、親と毎日喧嘩でした。

 

親と上手くいってないと、演奏にも支障が出たりして(けんかごしになる。)余計に焦ったり。

 

音大に行かせたい親御さんや音大生をお持ちの方、

 

そういう時は本当に一瞬だと思って、優しくしてあげて下さい。

 

コンクールでは、死ぬほど頑張っても、悪い点数が出る時はあります。

 

本人は本当に精神的にキツくて、ストレスもすごく、周りの人の事は考えられなくなってしまいます。

 

そういう時は、周りの方は、ただ何も言わずに温かい心でいてあげて下さい。

 

伸び悩んでる時間ってすごく長く感じるんですよね。

 

しかし伸び悩んだ後は、ポーン!と上達します。

 

それは本当に嬉しくて、その瞬間の為にまた頑張れますね!

 

だいたい、いまの努力は、一年後に結果として表れると思ってください。

 

そこで得た経験は、今すごく役にたっているし、自分自身を大きく成長させてくれたと思います。

 

バイオリンの技術も飛躍的に伸びました。

 

それは、音大に行った人にしか出来ないことですし、大学時代に学んだ技術が、一生役にたつ大学って中々めずらしいのかな?と思います。

 

もし、音大を目指す人がいるのなら、こういう風に音大生活を送っていた人もいたって事で参考になればいいと思います。

 

音大に入った後で「こんなつもりじゃなかった!」ってならないように、書いておきました。

 

よっぽど音楽が好きでしょうがない!とことん自分の可能性を伸ばしたい!親は、お金を持っていて、寛容な方って人には向いていると思います。